FXvs外国債券ならFXの方が良い!理由を元大手証券営業が徹底解説!!
今回はFXと外国債券についてどっちが運用を考える人にとって良いのか徹底解説させて頂きます!筆者は学生の時にFXのトレードを4年、証券会社で債券の販売を行っていたので、どちらの運用手法についても精通しております。その知見から、リスク・リターンの各項目をチェックしていきながら、どちらがリスク・リターンが優れているのかを解説したいと思います!
早速解説していきますが、今回の比較は分かりやすく、通貨は米ドルとします。比較対象は、1万ドルの債券に投資したパターンと、手元にキャッシュや他の資産を残しつつ、FXで10万円を利用して1万米ドルを購入したパターンです。(本当は4万円強あれば1万ドル買えるのですが、維持率がギリギリになるので今回は余裕をもって10万円とします!)
利回り対決
まずは利回り対決から!
・FX
FXはスワップポイント(利子みたいなもの)が毎日もらえます。私が利用しているLINE FXだと1日9円なので年間だと
9円×365日=3,285円
よって10万円に対する利回りは3.285%となります!
・外国債券
楽天証券の米国債一覧です。(2020/6/23現在)
見るべき個所はクーポンではなく、各左下の利回りです。
(クーポンと利回りの違いの説明はこちら)
最高でも、年率1.63%ですね!
・結論
年率3.285%のFXが勝利!!
手数料(為替スプレッド)対決
続いて手数料比較です
・FX
為替スプレッドは0.1銭~0.3銭
1万ドルあたり10円~30円のスプレッド
【参考】LINE証券だと0.2銭
・外国債券
為替スプレッドは25銭~50銭
1万ドルあたり2,500円~5,000円のスプレッド
【参考】楽天証券だと25銭
・結論
スプレッドが薄いFXの勝利!
為替リスク
為替リスクは同じ通貨量を持っている両者同じです。
両者共に、米ドルが1円円安になれは1万円の利益、1円円高になれば1円損失となります。(あくまでFXの方はFX口座に入れているのが10万円であって、両者共に総資産は同じと仮定しております)
・結論
引き分け!
流動性リスク
・FX
なし。基本的にいつでも換金可能
・外国債券
いつでも基本的に換金可能であるが、償還まで持たずに売却する場合、債券の単価は下がりやすい傾向にある。(そうでないと買ってくれないから)
・結論
単価など関係ないFXの勝利!
クレジットリスク(倒産リスク)
・FX
あくまで取引するのは通貨のみなので、クレジットリスクは存在しない
・外国債券
存在する。利回りが高くなればなるほど倒産リスクが高まる。
先程紹介した楽天証券の外国社債の場合、シティ・グループやモルガンスタンレーなどは格付けBBBであるが、BBBの格付けだと5年以内の倒産確率が1%弱あることになる。倒産すれば、投資した元本はもちろん大幅に毀損する。
・結論
クレジットリスクが無いFXの勝利!
射幸心煽られリスク(危険!)
ここまでFXが4勝1分けと圧勝なのですが、FXの怖い側面がこれだと思います。。
・FX
自分が決めたルールを守る強い意志が無いと、少ない資金で大きな金額の取引が出来てしまうため、非常に危険。
1万ドルだとドルが1円円安になれば1万円利益です。実際に儲かってみると、最初はスワップを貰って長期的に取引しようと考えていたのにもかかわらず、取引量が増え、短期的な値上がり益を狙いにいってしまいがちです。
これは非常に危険であり、証拠金の25倍もの取引が出来る分、円高に振れて大損、破綻する可能性が急激に高まってしまいます。
・外国債券
基本的に投機的な要素は無く、長期投資に向いている。
・結果
外国債券の勝ち!
まとめ
FXはきちんと自分の決めたルールに沿って取引できるのであれば、上記のように外国債券よりもリスクリターンがかなり良いので、おススメできます!
但し、特徴の最後に挙げたように、儲かりたい気持ちから取引量を上げて、投機(ギャンブル)的な取引に陥ってしまうリスクも十分に考えられます(心理学的にも、本来人間は経済的に誤った行動をしてしまう生き物のようです。認知バイアスと言います。)うまく自分の気持ちと取引量をコントロールしながら、FXの取引を行うようにしましょう!
【筆者が利用するLINE FXはこちら!スマホだけでOK!LINE証券の口座があれば申し込みは15秒!】
筆者も取引中です!
うまい😋 pic.twitter.com/czoNyt1iYC
— とらきち@20代でセミリタイア (@torakichimoney) June 23, 2020
【人気記事】