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インデックスファンドって何!?概要やメリット・デメリットを元大手証券マンが解説!

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現在、投資信託の主流となりつつあるインデックスファンド。”聞いたことはあるけど、どのようなものか分からない”という方も多いかと思うので、インデックスファンドについての解説をしていきます。

 

インデックスファンドの概要

インデックスファンドとは、特定の指標(インデックス)と同じ値動きするように機械的に運用される投資信託のことです。「インデックス型投資信託」や「パッシブファンド」と呼ばれることもあります。また、インデックスファンド以外の投資信託は、「アクティブファンド」と呼ばれます。

インデックスファンドの指標には、日経平均株価やNYダウといった「株式指数」や、NOMURA-BPI 総合のような「債券指数」などが使われます。

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インデックスファンドのメリット

機械的に運用するのでコストが安い

投資信託は購入時や保有時に手数料がかかってきます。インデックスファンドにもこの手数料がかかるのですが、インデックスファンドは株価指数に連動するというシンプルな作りのため、運用にかかる手数料が低く抑えられています。

基本的に購入時の手数料はゼロのものがほとんどであり、ファンドを保有しているときにかかる信託報酬についてもかなり安めに設定されております。

・アクティブファンドの信託報酬⇒年率1%~2%程度

・インデックスファンドの信託報酬⇒年率0.1%~0.5%程度

信託報酬は毎日かかってくる費用であるため長期保有であれば、かなり投資の成果に影響を与えます。リターンが同じでコストが違う投資信託を比較してみると、

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20年間の積立投資で25.5%の成果に差が出ました!差が大きくなればなるほど運用差が出るので、コストは極力安いほうが良いですね!

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値動きがわかりやすい

日経平均株価やNYダウは日々のニュースでも報じられるため、値動きを把握しやすいのも特徴です。市場が急変した時に自分の資産がどうなっているか把握しやすいです。また、相場全体の動きを見ながら投資することが可能です。

分散投資しやすい

上記のように値動きが分かりやすく、金額を決めて手軽に投資ができるため、複数の種類を分散して購入しやすいという特徴も。国内株式だけでなく国内債券、国内リート、海外株式、海外債券など、さまざまな種類の商品を購入することでリスク管理にもつながります。

インデックスファンドのデメリット

指数が割高でも買ってしまう(逆に安くても売ってしまう)

機械的に指数に連動するように取引するため、上昇相場で割高圏となっても指数が上昇すれば買い進めます。そのため、暴落した場合大きくダメージを受けやすいです。逆のパターンも同様で、パニック相場などにより安く買うチャンスだとしても、指数が下がっていればそれに連動するため、割安圏で優良銘柄を仕込んだりすることは出来ません。この点は、人の手が介在していたほうが良い点かと考えます。あるファンド運用者から筆者が聞いた話だと、ハーバード大学の運用基金は、同じ投資対象であったとしても、インデックスファンドとアクティブファンドで半々ずつ分散して持っているようです。(デメリットの割高・割安圏でうまく取引を行ってリスクを低減することが目的のようです)

超おススメインデックスファンド紹介

コストが安く、手軽に始めやすい上、長期投資に向いているインデックスファンドですが、その中でもおススメのファンドを紹介させていただきます。ずばり、eMAXIS Slim(イーマクシススリム)です!

 eMAXIS Slim(イーマクシススリム)は、業界最低水準の運用コストのインデックス・ファンドシリーズです。
三菱UFJ国際投信が運用しています。
eMAXIS Slimは、目論見書や報告書をペーパーレス化するなどして、運用コストを徹底的に減らしています。
さらに「他のインデックスファンドが(eMAXIS Slimよりも)信託報酬を下げたら、自分のところも下げる」とコメントしています。
インデックスファンドは指数と同じ動きとなるためコストの安さにこだわるべきだと考えておりますが、そのコストを削減することに徹底的にこだわっていることがおススメするポイントです。

eMAXIS Slimは幅広い投資対象に対し商品ラインナップを作り上げているので、自分が投資したい対象のインデックスファンドが見つけられると思います。(個人的には、米国株式でOKですね。)

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デメリットとして挙げるならば、これだけコストを削っているため、金融機関としてはうまみがなく、取り扱い証券会社がかなり限られている点です。ただ、筆者おススメのLINE証券では取り扱いがあるので、そちらで口座開設をして申し込めばOKですね。

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まとめ

インデックスファンドはアクティブファンドと比べ費用も安く、良い投資対象だと思います。手堅く運用する資産についてはインデックスファンド、攻めたい資産についてはアクティブファンドや現物株式など、ある程度分けて運用すると良さそうだと思います。筆者もインデックスファンドの積み立てをしながら、守りの資産を増やしつつ、現物株式の取引でプラスアルファの収益を狙っております!

 

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